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大学合格おめでとう!コロナにめげず栄冠を勝ち取った学生に独占インタビュー

浦和校のゲイ・フウピンさん(中国)が難関の獨協大学に合格しました。日本に来る留学生が大学を受験するときは、日本語学校だけではなく進学塾などに通うケースも多いと思いますが、ゲイさんは浦和国際学院・浦和校の先生方の受験指導と自らの努力だけで、みごと合格を勝ち取りました。コロナ禍で受験を巡る環境が大きく変わるなか、どんな勉強をしたのかインタビューしてみました。

Q、獨協大学に合格した感想を聞かせてもらえますか?

A、一番行きたい大学に合格したので、とてもうれしいです。ご指導いただいた浦和国際学院・浦和校の先生方に感謝しています。

Q、受験勉強は大変だったと思いますが、どんな勉強をしましたか。

A、まずEJU(日本留学試験)の勉強をしました。合格するためには250点以上のスコアが必要でした。それで、担任の先生に相談して、夏休み中に週3回学校に来て、EJUの勉強をしました。先生にはマンツーマンで指導をいただきました。

Q、11月のEJUの結果はどうでしたか。

A、日本語は295点でした。うれしかったです。

Q、EJU以外にどんな勉強をしましたか?

A、6月のEJU、7月のJLPT(日本語能力試験)もコロナの影響で中止になったため、私は自分の日本語レベルが分からなくなって心配でした。それで、J.TESTも受験しました。夏休みに過去問をやりました。9月のJ.TESTでは、JLPTでN2レベル相当のC級を受験し合格しました。

Q、合格する勉強のコツを教えてください。

A、夏休み、気分のいい午前中に学校に来て勉強しました。家では気持ちがのったときに集中して勉強しました。

Q、勉強以外では?

A、先生にいろいろなことを相談しました。出願する大学を決めたり、調べたり、志望理由書も書きました。先生の指導をよく聞くことも大切です。大学入試は小論文と面接でした。先生からは「過去問を勉強するとよい」と指導を受けました。小論文の過去問を取り寄せていただき、書いてみました。それから添削もしてもらいました。いろいろな先生も見てくださって、丁寧に指導をしてくださいました。先生方に感謝しています。ありがとうございました。

コツではありませんが・・・、日本の経済について先生に教えていただいたり、新聞を読んだりしました。「格差社会」「GAFAの市場独占」など過去にでた問題について先生といっしょに勉強したのでよかったです。

Q、面接の練習はどうでしたか?

A、日本の礼儀やマナーについても教えていただきながら練習しました。校長先生も指導してくださいました。

Q、これから大学に進学する学生に一言お願いします。

A、これから大学進学を希望するみなさんは、自分に合う方法で勉強されるといいと思います。私の場合は、進学塾に通わず、浦和国際学院の先生方のご指導だけで志望大学に合格できました。

大学の出願書類で志望理由はとても大事です。きちんと考えて書いたほうがいいと思います。希望する学部の教授が著した本を読むことも大切だと思います。私は受験した経済学部教授の森永卓郎先生の著作を買って読みました(日本の本はちょっと値段が高いですね)。とても面白く役に立ったと思いますし、志望校も決めることができました。

面接のときは、志望理由書に書かれたことを聞かれるので重要なポイントになると思います。浦和国際学院の先生方は親切に指導してくださいますよ。

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リンゴとミカンのプレゼント

みなさん、こんにちは。2020年も残りわずかとなりましたね。

今年は、新型コロナウィルス感染症(COVIT-19)の影響で、日々、感染拡大防止に取り組んだ一年でした。全国的に様々なイベントが中止や延期、規模縮小となる中で、当校でも、留学生たちが楽しみにしていたイベントを中止や変更せざるを得ず、とても残念な思いでいっぱいです。

例年、12月にはケーキやお菓子を食べながらのクラス会を開催していましたが、今年は飲食を伴うイベントは自粛。その代わりに、「心ばかりの贈り物を……」と、学生にリンゴ2個とミカン1袋をプレゼント!学生たちは大喜び!!

中国では、クリスマス・イブにリンゴを食べたり、プレゼントをしたりする習慣があるのをご存知ですか?クリスマス・イブの夜【平安夜:ping an ye/ピン アン ィヤ】に「平安(平穏)な一年を送れますように!」と願いながら、平安の果実【平安果:ping an guo/ピン アン グゥァ】を食べることに由来するそうです。これを省略していうと「平果:ping guo/ピン グゥァ」となり、ちょうどりんごの「苹果:ping guo/ピン グゥァ」と同じ発音になるんですね。

風邪にも注意しなければならないこの季節にぴったりの栄養豊富なリンゴとミカン。うれしいXmasプレゼントとなりました。


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東京校)大学院に合格しました!

欧 健(オウ ケン)さん【中国】

Q.大学院へ進学しようと考えたのはなぜですか?

 わたしは、中国の大学で経済や物流管理を学んでいました。大学を卒業したら中国で就職するつもりで、大学4年生のときインターンシップを経験しました。そのとき人事関係の業務をしていたのですが、業務内容への理解を深めていくうちに、企業のトップや偉くなる人々は、皆、修士以上の学位を取得していることに気づきました。そこで、わたしも大学院へ進学し、高度な専門知識を身に付け、より上級の学位を得たいと思うようになりました。

Q.どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

大学院への進学にあたって、海外で修士を取得したいと考えました。中学生の頃から日本のアニメなどをよく見ていたので、日本文化に関心があり、日本への留学を決めました。日本は漢字を使う国ですし、英語より日本語の方が易しい印象があったので……。

Q.実際に日本に来てみて、どう思いましたか?

 中国にいたときは、日本は素晴らしい国だと聞いていて、とてもいいイメージが膨らんでいました。けれど、実際に日本に来てみたら、中国と比べて家がとても狭いし、物価も高いです。現実は、理想と比べて厳しいと感じました。

また、日本はさまざまな手続きが少し面倒くさいと思います。書類をたくさん用意しなければならなかったり、ちょっと煩わしいというか……。中国では家族と暮らしていたので、多くのことを両親がしてくれていたからかもしれません。日本に来てはじめて一人暮らしをしたので、改めて家族に感謝しなければならないと思いました。

Q.大学院進学に向けて、どのように勉強しましたか?

 中国にいたときは、中国人の先生から日本語を習いました。日本に来てからは、この浦和国際学院東京校に毎日通っています。はじめは初級からのスタートでしたが、すぐに中級、上級のクラスに上がり、今は、日本語能力試験(JLPT)のN1対策の授業を含むクラスで学んでいます。

また、日本語学校と並行して、今年の2月から大学院合格まで塾にも通いました。もともとは対面授業だったのですが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、1対1のオンライン形式で勉強しました。学校や塾以外では、毎日自宅で模擬試験の問題を解いたり、授業で習ったことの復習をしたり、少なくとも1日2時間以上は勉強しました。

Q.今後の目標は何ですか?

 まず、7月の日本語能力試験(JLPT)が中止になってしまったので、12月のJLPTでN1に合格することです。その後、英語の勉強にも注力しTOEIC® Listening & Reading Testで目標スコアをクリアしたいです。

大学院では、「中国における少子高齢化の住宅価格における影響―3地域別研究を中心に―」をテーマに研究を進める予定です。そして、経済学の研究を続けながら博士を取得し、将来は経済学者になりたいと考えています。

Q.これから日本へ留学したいと考えている学生にアドバイスをお願いします。

 より高いレベルの大学や大学院への進学を目指すなら、できるだけ母国で日本語を勉強してから日本へ来た方がいいです。特に有名な大学院に進学したければ、母国でN1を取得してくるといいと思います。日本に来て、日本語学校に通っている間に受験できる日本留学試験(EJU)や日本語能力試験(JLPT)の機会はとても少ないので、行きたい大学や大学院の募集要項をよく調べて、出願する時期までに必要な日本語能力などの出願要件を満たせるように努力してください。

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東京校)近所のスーパーで材料を買って、自分で料理をしています。

 学生インタビューの第二弾は、同じ期に入学したベトナム人の男性トリオです。

日本での生活について聞いてみました。

NGO HOANGさん、CAO DUC HOIさん、NGUYEN VAN QUYさん【ベトナム】

(写真 左:QUYさん、中央:HOANGさん、右:HOIさん)

Q.日本で生活をしてみて、どうですか?

(HOI)      はじめはとても不安でいつも緊張していましたが、忙しくてにぎやかな日本の生活に少しずつ慣れてきました。日本には、まだ知らない文化がたくさんあって、とても興味深いと思います。ベトナムと比べるとやはり物価が高くて、生活費がかかります。

(HOANG) 東京は家賃が高いですが、交通は便利だし、遊ぶところもたくさんあるし、日本での生活は楽しいです。

(QUY)     日本はとても時間に厳しく、はじめて日本へ来た頃はとても忙しく感じました。また、日本とベトナムでは、あいさつや感謝・謝罪の仕方が違うので、少しとまどいました。日本は交通やサービスはとても便利ですが、留学生が守らなければならない規則もたくさんあります。

Q.普段の食事はどうしていますか?

(QUY)     近所のスーパーで材料を買って、自分で料理をしています。魚料理と辛い食べ物が好きです。日本食は少し苦手です。

(HOANG) スーパーかコンビニで弁当や総菜を買って食べることが多いです。1日の食費は1000円から1500円くらいです。わたしは日本食が好きです。ベトナムでは生の魚はほとんど食べませんが、日本は「さしみ」がおいしくて、辛いわさびも食べられます。

(HOI)      いつもは自分で作って食べていますが、たまに外食をします。焼肉とカレーライスが好きです。あと、学校のすぐそばにある Olympic というスーパーで、ジュースや軽食をよく買います。

Q.日用品や服などはどこで買いますか?

(HOI)      よく池袋に行きます。先日は、池袋のZARAで洋服を買いました。クールな服が安く買えますよ。

(QUY)     いつも家の近所で買うことが多いです。遠くへは出かけません。東京の街中はとても人が多いので……。

(HOANG) 服や靴などはあまり買いませんが、友達といろいろなところに出かけるのが好きです。先日は東京駅に行きました。駅の建物がとてもすてきでした。

Q.アルバイトは何をしていますか?

(QUY)     新聞配達です。早起きは慣れましたが、冬は寒くて朝起きるのがつらいです。

(HOANG) 羽田空港の近くの宅配便倉庫で、荷物の仕分けをしています。ベトナム人の先輩がいて、仕事を教えてくれます。

(HOI)      牛丼チェーン店で働いています。注文を聞いて牛丼を作ったり、レジで会計をしたり、一人で何でもできるようになりました。忙しい時間はお客さんがたくさん来て大変ですが、日本語が少し上手になってきたような気がします。

Q.これから日本で行ってみたいところはありますか?

(HOANG) きれいな海や山を見に行きたいです。景色がきれいなところで写真をたくさん撮りたいです。

(QUY)     北海道に行ってみたいです。たくさんの雪を見てみたいです。

(HOI)      富士山に登ってみたいです。それから、もっと日本文化を体験したいです。春は桜、秋は紅葉を見に行きたいです。

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東京校)毎日楽しく学校へ通っています。

みなさん、こんにちは。

さて、今回から、東京校で学ぶ留学生たちが日ごろの日本語学習や日本での生活についてどのように感じながら過ごしているのか、直接インタビューをして留学生のリアルな声を紹介していきます。

第一弾となる今回は、元気いっぱいの仲良し二人組に聴きました。

陳 麗嬌(チン レイキョウ)さん【中国】、雷 晞(ライ キ) さん【中国】


(左:チン レイキョウ さん、右:ライ キ さん)

Q.日本に留学しようと思ったきっかけは何ですか?

(陳)日本は環境が良く景色もきれいで、人々の質もとても高いと聞いて、日本に興味を持ちました。そして、日本語を勉強しながら日本での生活を体験し、日本文化を学びたいと思いました。

(雷)日本語の勉強が楽しかったので、日本で新しい環境に挑戦して、もっとおもしろい生活をしてみたいと思いました。実際に日本へ来たら、毎日の慌ただしい生活が想像していた以上におもしろく感じています。

Q.日本に来てびっくりしたことはありますか?

(雷)東京は交通がとても便利です。電車はほとんど時間どおりに来るし、電車やバスでいろいろなところに行けるのですごいと思いました。

(陳)日本人は外見のイメージをとても大切にしていると思いました。日本では、化粧をしないで外出することが失礼になることもあるそうです。中国のおばあさんは外出するときあまり化粧をしませんが、日本人は80歳、90歳のおばあさんでも化粧をしていて驚きました。

Q.二人は仲がいいですね。休みの日は何をしていますか?


(雷)はい。出身地も入学した時期も違いますが、この学校で同じクラスになって仲良くなりました。


(陳)ときどきケンカをすることもありますが、仲良しです。休みの日にはいっしょに買い物をしたり、遊びに行ったりします。


(雷)池袋や渋谷にはよく買い物に行きます。お台場も素敵なところです。先日は、Ario川口という大きなショッピングモールに行きました。

Q.アルバイトはしていますか?

(雷)今はコンビニエンスストアでアルバイトをしています。商品を棚に並べたり、レジを打ったりしています。覚えないといけないことがたくさんあって大変な仕事ですが、日本人のアルバイト仲間と日本語で話すことができて、とても楽しいです。

(陳)今はアルバイトをしていませんが、いつかレストランのホールでアルバイトをしてみたいと思っています。

Q.浦和国際学院東京校はどんな学校だと思いますか?

(雷)いい学校だと思います。先生方は優しいし、授業もわかりやすいです。学生のことをよく考えてくれる学校だと思います。進学についてはいろいろなアドバイスをくれて、何度も面接の練習をしてくれました。

(陳)おもしろくて優しい先生が多いです。授業がとても楽しいです。勉強は楽ではありませんが、毎日楽しく学校へ通っています。

Q.将来の目標は何ですか?

(陳)わたしは進学して会計を学びたいと考えています。その後、日本の会社で会計事務職として働きたいです。お金を貯めて、北海道や沖縄へ旅行に行きたいです。

(雷)今の目標は、進学して国際ビジネスを学び、日本で就職することです。日本で働きながら、もっといろいろな日本文化を体験してみたいです。あと、いつか富士山に登ってみたいですね。

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奨学金をもらうコツは?

文部科学省から奨学金をもらった学生に、給付を受けた感想などを聞いてみました。コロナ禍でアルバイトが減りお金のない学生もいると思いますが、参考になるのでは?

【埼玉校・グエン タン ロイさん/ベトナム】

Q ほかの学生が奨学金をもらうには、どんなことをしたらいいですか。

A 学校に出席し、授業にまじめに参加し、イベントにも積極的に参加することだと思います。留学生として模範になるような学生が奨学金をもらうべきです。

Q 奨学金をもらった感想を教えてください。

A すごく嬉しかったです。そして、こういうサポートを受けながら勉強できるのはありがたいことだと感じています。

【浦和校・ゲイ・フーピンさん/中国】

Q 奨学金をもらうコツを教えてください。

A 学生は勉強が一番大切だと思っています。たくさん勉強して出席率も90%以上を保てば、奨学金をもらうチャンスも増えると思います。みなさん、もっと勉強して遅刻せずに学校に行きましょう。

Q もらった奨学金は何に使いますか。

A 奨学金は全額、銀行で蓄えています。将来の学費に使いたいと思います。遊びや飲食には使いません。

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4校合同スピーチ発表会・音楽祭 東京校から11名が出演

 2月13日、さいたま市の浦和パルコ10階にある浦和コミュニティセンター多目的ホールで4校合同のスピーチ発表会・音楽祭を行いました。各校の留学生が一堂に会し、第一部では日ごろの日本語学習の成果をスピーチの形で発表。第二部の音楽祭では有志の学生により各国の歌やダンスが披露され、会場中が一緒に歌ったり踊ったりと大いに盛り上がりました。東京校からは、中国、ネパール、スリランカ、ウズベキスタンの学生計11名が出演しました。

◇リ タンヨウさん(中国)/ギター
「Wonderful Slippery Thing」
◇セツ ヒョウさん(中国)/歌
「マリーゴールド」、「月亮代表我的心」

(左:リ タンヨウさん、 右:セツ ヒョウさん)

◇ガウタム アシスさん・アンジャン クマルさん・ ギリ サチンさん・グランデン サウガトさん
(ネパール)/歌
【出演者の声】練習時間がなかなか取れず本番まで少し不安がありましたが、当日は客席も盛り上がってとても楽しかったです。少し間違えてしまいましたが、 友達はとても良かったと言ってくれました。グループで歌えてとてもいい思い出になりました。

(左から:サチンさん、アシスさん、クマル さん、サウガトさん)

◇ダヌシュカ ピーリスさん
(スリランカ)/歌
【出演者の声】浦和校のイシタさんと「Man Ithaliye」を歌いました。イシタさんが東京校まで来てくれて、 一緒に練習しました。みんなの前で歌えてとても楽しかったです。

(左:ピーリスさん、右:イシタさん)

◇オリポフ パリズさん
(ウズベキスタン)/スピーチ
【出演者の声】佐藤先生にスピーチの原稿を見ていただきましたが、本番まであまり練習できませんでした。スピーチの前は平気だったのに、いざ演台の前に立ったらとても緊張しました。他の学生のスピーチはとても上手でした。

(パリズさん)

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あの時を振り返る/全校スピーチ大会&音楽祭

2020年2月13日に浦和パルコで開催された「全校スピーチ大会&音楽祭」は盛況のうちに幕を閉じました。様々なテーマで各校代表がスピーチをしたほか、中国、ネパール、ベトナム、インド、バングラデシュなど各国の踊りや歌が披露されました。あのときを振り返り、浦和校、埼玉校の出場者にインタビューをしました。

<スピーチ>

【埼玉校】デマ・サンゲイさん(ブータン女子)

Q、スピーチのテーマは「今まで頑張ってきたこと、日本人に言いたいこと」でしたね。なぜ、このテーマを選びましたか。

A、私が日本へきて今まで何を感じたか、友人や先生に知らせたかったからです。スピーチを聞いてみんなに頑張ってもらいたいと思いました。

Q、日本人に言いたいことは何ですか。

A、一部の日本人ですが、外国人に冷たい人がいます。日本人どうしは話さなくても分かりますが、私たちには言葉ではっきり言ってほしいです。

【埼玉校】ビッラ・エムディ・マスムさん(バングラデシュ男子)

Q、「世界の問題」をテーマに地球環境問題を語りましたね。

A、バングラデシュは家具を製造していますが、たくさんの木材を使いCO2を大量に排出しています。わたしが生まれ育ったバングラデシュの田舎では、水は(何回も繰り返し使える)ガラスのコップで飲みます。ところが都会へ出てきて驚いたのは、人々がペットボトルの水を買い、飲んだらそのまま捨てることです。私は都会にでてきて環境問題に気付いたのです。

Q、日本の地球環境問題への取り組みはどうですか。

A、私はいま日本のレストランでアルバイトをしていますが、燃えるゴミ、燃えないゴミに分別しています。仕事を通じて日本の環境問題への取り組みが学べるのです。日本では小学校のときから環境問題について教育を受けていると聞いています。

地球温暖化は深刻な問題です。温暖化で北極の氷が溶け、イタリアのベニスは温暖化で50年後には水没すると言われています。バングラデシュも少しずつですが環境問題への取り組みが始まっていますが、もっと関心を深めてほしいです。

<歌とダンス>

【浦和校】ライさん、アディカリさん、スミさん、マニサさん(ネパール男子/女子)

Q、ダンスの曲名は「きょう、私はあなたと会った」ですね。

A、このダンスは結婚式のときに踊るものです。みな、きれいな服を着て歌を歌ったり、おいしいものを食べたりします。

Q、結婚式以外ではどういう時にダンスしますか。

A、大きなお祭りや、仕事のあとみなで集まり踊ります。ネパールでは家族や友達をとても大切にします。おいしいものをつくり隣近所にあげるのでお金もかかりません。ネパールでは日本のように1人で住むことはありません。家族で住みます。日本とは99%習慣が違いますね。

Q、ダンスした感想は?

A、ダンスをするチャンスをいただき、みなさんに楽しんでもらいました。自分の国の結婚式のスタイルを伝えることができてよかったです。

【浦和校・東京校】イシタさん、ビーリスさん(スリランカ男子)

Q、歌の題名は?

A、Man Italiyaです。日本に住むスリランカ人は、富士山や東京、大阪など日本のきれいなところをこの曲にのせて歌います。歌うことで日本での勉強や労働など辛さを吹き飛ばすのです。

Q、どういう時に歌いますか。

A、パーティーで歌うほか、ミュージカルのバックミュージックでも流れます。

【埼玉校】デマ・サンゲイさん、ガレイ・アンジュさん(ブータン女子)

Q、ダンスのテーマは何ですか。

A、ダンスの曲は「Sha Dang Thra」で、恋を表現すたものです。恋人といっしょになったときのうれしい気持ちを表します。

Q、踊るのは恋人といっしょのときだけですか。

A、お祭りや学校行事でも踊ります。ダンスのテーマは恋人ですが、王様や国家に対しても「ありがとう」の意味を込めてダンスをするのです。王様の誕生日のときも踊ります。

【埼玉校】ミヤ・エムディ・スヘルさん、エムディ・ハシブルさん、ホサイン・エムディ・ビッラさん(バングラデッシュ男子)

Q、何の歌を歌いましたか。

A、バングラデシュの国歌を歌いました。題名は「Amar Sonar Bangla」です。私たちの国のことを知ってほしいと思い国歌を歌いました。

Q、この国歌にはどういう意味が込められていますか。

A、私たちが国を愛していることを歌っています。歌ではバングラデシュのきれいな場所や主な産業である農業について四季折々の風景を交えて紹介しています。わたしたちが故郷を懐かしむ気持ちも込められているのですよ。

Q、そういえば、バングラデシュの国旗は日本の日の丸とそっくりですね。

A、似ていますが、バングラデシュの国旗と日本の国旗は関係ありません。旗の緑色は豊かな大地、赤い丸は独立戦争で亡くなった人々の血を表しています。独立戦争では300万人の人々が亡くなりました。

【埼玉校】ハルダル・タンマさん、他5名(インド男子)

Q、「JANA GANA MANA」というタイトルで歌を歌いましたね。

A、これはインドの国歌です。歌詞にはインドの山河、海など自然や、有名な場所が書かれており、母なるインドを表現しています。私たちみんなインドが好きですから、この国歌を歌います。

Q、母国インドでは、どういうときに歌いますか。

A、学校が始まるときや、クリケット、サッカーなどスポーツの試合のときは必ず歌いますね。軍隊のパレードでもよく歌われます。献血のイベントでも歌いますね。

【編集者からひとこと】

インタビュー記事、みなさん、読んでどうでしたか。各校の学生が集まる機会はそう多くはないのですが、いろいろな国の歌や踊りをみたり聞いたりして、様々な文化や習慣があること、スピーチを聞いてもいろいろな課題があることが分かりました。多文化共生という言葉があります。互いのお国柄を理解しあい、日本語を勉強するともっと楽しくなると思いますよ。

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期待を胸に 2019年度入学式

2019年度(令和元年度)入学式が10月25日さいたま市の浦和パルコで行われました。今年度は中国人の入学が大幅に増え学力向上や大学への進学率アップも期待されてます。

新入生としてあいさつに立ったレイナンさん(中国・女子)は日本語能力試験(JLPT)でN1を取得し将来も有望です。あいさつでは「私たちには無限の可能性がある。そう信じさせてくれる柔軟さ、自由さがこの学校にはあるように思う。この学校で学べることに期待で胸が高鳴る」と流ちょうな日本語で述べ、会場を沸かせました。

OBを代表しあいさつに立ったチョウ・ケンゴウさん(中国・男子)は、2009年に卒業。文部科学省の奨学金を受け東京理科大学・応用物理学科に進学。現在は自ら会社を立ち上げソーラー発電の開発やLEDの販売など地球環境問題を意識したビジネスを行っているなどと語りました。

これらに先立ち在校生あいさつに立ったタパリア・ススマさん(ネパール・女子)は、日本のルールを守り、違いを認め合い、いろいろな国の人と交流することが大切と強調しました。

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七夕まつり 願いをかけて

東京校では7月1日から5日にかけて、七夕のイベントを行いました。学生らは思いおもいに願いごとを短冊に書き笹の枝に飾ったり、浴衣を着て写真撮ったりしました。七夕は中国に由来する伝説で旧暦7月7日の夜に、天の川の両岸にいるひこぼしと、おりひめが年に一度だけ会う物語です。1年に1回だけ男女が会う恋物語にも例えられます。

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