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それぞれの夢へ向かって 令和2年度 卒業式

 3月10日(埼玉校)、3月11日(東京校)、3月12日(浦和校)に、卒業式を執り行いました。
 例年は大きな会場をお借りして系列校で合同卒業式を行っていますが、前年に続き、今年も新型コロナウィルス感染拡大防止のため、各校それぞれの校舎で行いました。 卒業式では、入学から卒業まで出席率100%の学生に皆勤賞、日本語能力試験(JLPT)のN2・N1合格者に優秀賞の表彰も行いました。
 教室でのコンパクトな卒業式はアットホームで心温まるものとなり、「これからも元気でね。また会いましょう。」と笑顔で見送るつもりが、「先生、ありがとうございました。」という学生たちのまっすぐな感謝の言葉に涙があふれてしまいました。
 大学院・大学・専門学校へ進学する学生、就職する学生、帰国する学生と、彼らの進む道はさまざまですが、春うららかな日和の中、卒業生たちは笑顔でそれぞれの夢へ向かって巣立っていきました。

 

東京校

浦和校

埼玉校

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特定技能試験合格!ベトナム人学生に聞く。

2018年12月に国会で成立した改正入管法により、新たな在留資格「特定技能」ができました。慢性的な人手不足への対応や、技能実習生による「就労」の不備をカバーするため新たに設けられた就労ビザで、日本で働きたい留学生は要注目です。留学ビザからこのビザに変更するには、特定技能試験に合格すること、日本語能力試験(JLPT)でN4以上に合格すること、企業と雇用契約を結び内定書をもらうことが必要になります。このたび、特定技能試験に合格したブ・バン・ズイさん(浦和校、国籍:ベトナム)に話を聞きました。

レストランを経営する夢! 特定技能ビザで実現したい

Q、特定技能試験に合格した感想を聞かせてください。

A、とてもうれしくて、そして、ちょっとびっくりしました。私は14業種ある特定技能試験のうち「外食業」に合格しました。感激もひとしおです。

Q、試験はどんな内容でしたか。

A、日本における①接客サービス、②衛生管理、③調理知識と3つの内容が出題されました。設問はマークシートによる選択肢でした。

Q、試験に向けてどんな勉強をしましたか。また、どのくらい勉強しましたか。

A、一般社団法人・外国人食品産業技能評価機構(OTAFF)がインターネットにアップしているテキストを使い勉強しました。担当の先生に該当箇所を印刷してもらい、とても助かりました。勉強時間ですが、2週間に1科目の割合で勉強しました。勉強内容を忘れるともう一度復習しました。インターネットで検索し「過去問」の勉強も行いました。

Q、ほかに勉強の工夫は?

A、勉強はほとんど自宅で行いましたが、アルバイト先も最大限活用しました。牛丼チェーン店の「すき家」でバイトしたことがあるのですが、実はすき家自体が、さながら特定技能「外食業」の見本市で、働きながらテキストの知識を体で覚えることができました。バイトの現場を受験勉強にそのまま使うことができたのです。

Q、そうですか。いろいろと考えながら勉強していたのですね。ところで、どうして特定技能のなかでも「外食業」を受験しようと思ったのですか。

A、私には将来、レストランを経営したい夢があります。日本の接客サービスは世界的に有名ですし、埼玉の西川口で友人がベトナム人向けのカラオケ店と喫茶店を経営しており、見習って自分でも店を開けたらいいなと思うようになりました。

Q、レストランを開きたい夢はいつごろから持ったのですか。

A、ベトナムで高校生のころから、勉強のあいた時間に、自分で飲み物(ミルクティー)を売っていました。このころから店を経営したいと思っていました。

ビザ取得には、N4以上、特定技能試験合格、会社内定が必要

Q、さて、ズイさんは、めでたく特定技能の試験に合格しましたが、これからは、留学ビザから特定技能ビザへの切り替えにむけ準備が必要ですね。

A、はい。特定技能ビザへの変更には、①特定技能試験の合格証、②日本語試験の合格証(JLPT N4以上か、国際交流基金の日本語基礎テスト)、③企業の就職内定書(特定技能雇用契約)が必要になります。

Q、なるほど。

A、私は、特定技能試験に合格し、JLPTでN3も取得しており、気がかりは就職の内定書でした。実は2019年から1年半くらい株式会社LEOCでアルバイトをしており、ここで社員として内定がもらえれば「ラッキー!」と考えたのです。

Q、会社の内定書をもらうのは、特定技能の合格証、日本語試験の合格証とともに、特定技能ビザ変更の大きなポイントですね。

A、そうですね。今回、内定をいただいたLEOCは、病院や福祉施設に給食を提供する会社で、私は主に調理を担当していました。

内定をもらうにはとくに試験はなく、普段の仕事ぶりが内定につながりました。仕事を認めてもらうには、いろいろと苦労もありました。早番のときは午前3時に起きて5時には北赤羽にある職場の病院に出勤しました。調理だけではなく、皿の盛り付け、材料の仕込みやキッチンの洗浄まですべてやりました。辛いこともたくさんありましたが、「これが人生さ!」とがんばりました。

職場には、日本人や韓国人のスタッフがおり、日本語でコミュニケーションをとるようにこころがけました。おかげさまで職場での人間関係はとてもよく、上司に仕事ぶりも認められて、正式に社員として雇用契約をむすび内定をいただきました。5月から勤務する予定です。

みなさんも、企業に内定をもらうためには、上司に仕事ができることを認めてもらうことが必要だと思います。

Q、特定技能ビザへの切り替えにほかに必要なことはありますか?

A、①健康診断を受診すること、②内定をもらった会社から事前にガイダンスを受けること、③在留資格の変更に必要な書類を集める必要があります。在留資格の変更に必要な書類は本人の書類と内定を内定をもらった会社の書類があり、会社が用意する書類は会社の担当者にお願いします。

会社の仕事は、特定技能14業種と同じでないといけない

Q、ほかに注意点は?

A、14業種ある特定技能試験のうち合格した分野の仕事しかできないので注意してください。例えば、「外食業」に合格した場合は、飲食店、レストランなど、「ビルクリーニング業」ならビル清掃、ホテルのベットメイキングなど業種・仕事が限られます。試験の方法や日程はインターネットで検索できます。わからないことがあったら、浦和国際学院の先生に聞いてください。

国民健康保険を滞納していないかチェックを!

Q、特定技能ビザに変更する留学生本人が要件を満たしていることも必要ですね。

A、はい。本人の要件として、①18歳以上であること、②健康なこと、③有効なパスポートを持っていること、④特定技能試験と日本語試験に合格していること、⑤納税義務を果たしていることなど9点ありますが、とくに納税義務を果たしていることは重要です。留学生は日本にいる間に住民税、健康保険料、年金保険料をきちんと払っているかがポイントになります。国民健康保険の支払いはチェックされますので、滞納していないか確認してみてください。

Q、最後に特定技能ビザを取得したい学生にアドバイスをお願いします。

A、特定技能ビザは、留学ビザのように資格外活動で週28時間という労働時間の制限はなく、同じ業種であれば転職も可能です。しかも、特定技能ビザを取得した外国人を雇う企業(受入機関)は、労働基準法や、社会保険・租税に関する法令を遵守することが求められています。

つまり、日本人の社員と同じように法律で守られるのです。このような働き方ができるために、働くことを目的に来日した学生にとって特定技能ビザの取得は大きなメリットがあると思います。これから、日本の企業で社員としてまじめに働きたい人にとっては、おすすめです。

【編集部から】

ベトナム人学生のインタビュー記事、どうでしたか?留学生が特定技能ビザに変更するには、①JLPT N4以上など日本語試験の合格、②特定技能試験の合格、③企業の内定書の3つが必要です。しっかり、おぼえてくださいね。

特定技能ビザには1号、2号ビザがあり、このうち1号は、在留期間は通算で上限が5年、家族の帯同は認めない。受入機関(会社)、登録支援機関による支援が必要。2号は、在留期間は3年、要件を満たせば家族の帯同を認める、受入支援機関による支援の対象外‐になります。

留学生(留学ビザ取得者)は、特定技能1号へのビザ切り替えになります。

以下に特定技能試験の14業種をあげておきます。インターネットでよくしらべましょう。カッコ内は従事する主な業種。

・外食業(調理、接客など)・飲食料品製造業(酒類をのぞく、飲食料品の製造・加工、安全衛生)・宿泊業(ホテル、旅館のフロント業務、企画・広報、接客など)・ビルクリーニング業(ビル清掃)・自動車整備(車の点検整備、分解整備)・電子・電気機器情報関連(機械加工、金属プレス加工、電子機器の組み立てなど)・建設業(左官、鉄筋施工、室内仕上げなど)・素形材産業(鋳造、金属プレス加工など)・産業機械製造業(鉄工、溶接)・介護業(身体介護)・航空業(手荷物、貨物取扱、整備)・造船・船用工業(溶接、塗装、機械加工)・農業(農産物の集出荷、選別、栽培管理)・漁業(漁具の製作・補修、水産動植物の採捕など)

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東京校)大学に進学して経営学を学びます。

PHAM MINH ANH(ファム ミン アイン)さん【ベトナム】

Q.どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

 高校生の頃から、いつか自立して一人で暮らすことを考えていて、ずっとアジアの国へ留学したいと思っていました。日本には清潔で安全な生活環境があり、組織化された先進国でもあるので、母が日本を薦めてくれて、日本への留学を決めました。

Q.日本はどんな国だと思いますか?

 日本にはベトナムと同じく、四季があります。東京の気候は、生活していくのにそれほど厳しくなく、簡単に適応できます。日本食は私の好みに合い、お寿司が大好きです。日本に来るまで日本の交通には馴染みがありませんでしたが、電車が多く便利で、ベトナムのように交通渋滞やスモッグが少なく、環境が汚染されていないと感じました。日本人はとてもフレンドリーで、熱心な日本人の先生や友達がいて、どんな状況でも助けてくれます。私は日本に留学したことは正しかったと感じています。今、留学を考えている人には日本を選ぶようアドバイスしたいと思います。

Q.この学校の一番の思い出は何ですか?

 一番に思い出すのは、先生の熱意だと思います。私が初めて日本に来たとき、まだ誰も知らない中で、この学校の先生は私を大いに助けてくれました。勉強だけでなく、人生の小さな問題にも親切に相談にのってくれて、いろいろ助けていただきました。ベトナムとは異なり、先生方はいつも優しく熱心で、少しずつ教えてくれるので、一人で日本にいるような気分になりません。

Q.今後の目標は何ですか?

 日本語をもっと勉強して、日本人と同じように流暢な日本語でコミュニケーションができるようになりたいです。また、この4月から大学へ進学して経営学を学びますが、将来良い仕事に就けるように様々な資格を取得したいと考えています。

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東京校)日本のアニメが好きです。

 留学生のリアルな声を紹介する学生インタビューのコーナー第4弾です。

石 磊(セキ レイ)さん、黄 傑(コウ ケツ)さん、郭 聨迪(カク レンテキ)さん【中国】

(写真 左:カクさん、中央:セキさん、右:コウさん)

Q.どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

(セキ)中国にいた頃から日本のマンガやアニメを見るのが大好きで、日本は漢字を使う国なので日本語に興味を持ちました。そして、日本語の勉強をはじめたらとてもおもしろくなって、もっと日本語を勉強したいと思い、日本へ留学しました。

(コウ)日本のアニメ文化が好きなので、日本へ行ってみたいと思ったのがきっかけです。

(カク)はじめは日本で広告デザインの勉強がしたくて、日本へ留学しようと思いました。でも、今では日本アニメが好きで、進学してアニメ関係のデザインの勉強をしたいと思っています。

Q.日本のいいところは何だと思いますか?

(コウ)日本の街並みはどこもきれいで、空気もきれいです。日本人は親切で、根気強い人が多いと思います。

(カク)東京は家賃が高くて部屋は狭いですが、交通がとても便利です。それから、お店やコンビニがたくさんあって、生活面でも便利です。

(セキ)道路がきれいだと思います。ゴミもほとんどなくて、歩きやすいです。それから、日本人はとても友好的で礼儀正しく、よくお礼を言うところがいいと思います。あと、日本のお菓子はおいしいですね。

Q.日本文化で好きなものを教えてください。

(セキ)日本のアニメが好きです。その中でも、『ジョジョの奇妙な物語』、『ONE PIECE』、『BLEACH』、『OVERLOAD』が好きです。好きな声優は、子安武人(こやすたけと)と松岡禎丞(まつおかよしつぐ)です。

(コウ)日本のアニメなら、『ONE PIECE』が一番好きです。仲間と冒険する感じがとても好きです。最近は『鬼滅の刃』もいいと思います。好きな日本の歌手は、米津玄師(よねづげんし)です。彼の『LOSER』と『Lemon』は、曲調がきれいでお気に入りです。

(カク)『君の名は』、『天気の子』、『君の膵臓を食べたい』という日本のアニメーション映画がおもしろくて感動的でした。あと、『進撃の巨人』も好きです。それから、日本のプロレスが好きで、桜庭和志(さくらばかずし)という総合格闘家が好きです。

Q.日本食で好きなものは何ですか?

(カク)日本のラーメンはとてもおいしいと思います。スープが濃厚で、独特な風味と香りが食欲を増進します。あと、牛丼とカレーも好きです。

(セキ)好きな日本食は、ラーメンと焼肉です。

(コウ)わたしもラーメンが好きです。特に、豚骨ラーメンが好きです。中国のラーメンと比べると、味が濃いですね。

Q.よくごはんを食べにいくお店はどこですか?

(コウ)駅前にある『松屋』という牛丼チェーン店によく行きます。牛丼に半熟卵を混ぜて食べるとおいしいです。ハンバーグ定食も好きです。

(カク)わたしもよく『松屋』で食べています。

(セキ)秋葉原にある『幸楽苑』というラーメン屋です。今はもう終わってしまいましたが、期間限定の塩まぜ麺がおいしかったです。

Q.長い休みのとき、日本で行ってみたいところはどこですか?

(カク)今、一番行きたいところは北海道です。雪を見ながらゆっくりして、おいしいものをたくさん食べたいです。

(セキ)北海道に行って、スキーをして、温泉に入って、ごはんを食べたいです。でも、海の幸はあまり好きじゃありません。

(コウ)大阪城に行ってみたいです。日本の城は、とても格好いいと思います。

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大学合格おめでとう!コロナにめげず栄冠を勝ち取った学生に独占インタビュー

浦和校のゲイ・フウピンさん(中国)が難関の獨協大学に合格しました。日本に来る留学生が大学を受験するときは、日本語学校だけではなく進学塾などに通うケースも多いと思いますが、ゲイさんは浦和国際学院・浦和校の先生方の受験指導と自らの努力だけで、みごと合格を勝ち取りました。コロナ禍で受験を巡る環境が大きく変わるなか、どんな勉強をしたのかインタビューしてみました。

Q、獨協大学に合格した感想を聞かせてもらえますか?

A、一番行きたい大学に合格したので、とてもうれしいです。ご指導いただいた浦和国際学院・浦和校の先生方に感謝しています。

Q、受験勉強は大変だったと思いますが、どんな勉強をしましたか。

A、まずEJU(日本留学試験)の勉強をしました。合格するためには250点以上のスコアが必要でした。それで、担任の先生に相談して、夏休み中に週3回学校に来て、EJUの勉強をしました。先生にはマンツーマンで指導をいただきました。

Q、11月のEJUの結果はどうでしたか。

A、日本語は295点でした。うれしかったです。

Q、EJU以外にどんな勉強をしましたか?

A、6月のEJU、7月のJLPT(日本語能力試験)もコロナの影響で中止になったため、私は自分の日本語レベルが分からなくなって心配でした。それで、J.TESTも受験しました。夏休みに過去問をやりました。9月のJ.TESTでは、JLPTでN2レベル相当のC級を受験し合格しました。

Q、合格する勉強のコツを教えてください。

A、夏休み、気分のいい午前中に学校に来て勉強しました。家では気持ちがのったときに集中して勉強しました。

Q、勉強以外では?

A、先生にいろいろなことを相談しました。出願する大学を決めたり、調べたり、志望理由書も書きました。先生の指導をよく聞くことも大切です。大学入試は小論文と面接でした。先生からは「過去問を勉強するとよい」と指導を受けました。小論文の過去問を取り寄せていただき、書いてみました。それから添削もしてもらいました。いろいろな先生も見てくださって、丁寧に指導をしてくださいました。先生方に感謝しています。ありがとうございました。

コツではありませんが・・・、日本の経済について先生に教えていただいたり、新聞を読んだりしました。「格差社会」「GAFAの市場独占」など過去にでた問題について先生といっしょに勉強したのでよかったです。

Q、面接の練習はどうでしたか?

A、日本の礼儀やマナーについても教えていただきながら練習しました。校長先生も指導してくださいました。

Q、これから大学に進学する学生に一言お願いします。

A、これから大学進学を希望するみなさんは、自分に合う方法で勉強されるといいと思います。私の場合は、進学塾に通わず、浦和国際学院の先生方のご指導だけで志望大学に合格できました。

大学の出願書類で志望理由はとても大事です。きちんと考えて書いたほうがいいと思います。希望する学部の教授が著した本を読むことも大切だと思います。私は受験した経済学部教授の森永卓郎先生の著作を買って読みました(日本の本はちょっと値段が高いですね)。とても面白く役に立ったと思いますし、志望校も決めることができました。

面接のときは、志望理由書に書かれたことを聞かれるので重要なポイントになると思います。浦和国際学院の先生方は親切に指導してくださいますよ。

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リンゴとミカンのプレゼント

みなさん、こんにちは。2020年も残りわずかとなりましたね。

今年は、新型コロナウィルス感染症(COVIT-19)の影響で、日々、感染拡大防止に取り組んだ一年でした。全国的に様々なイベントが中止や延期、規模縮小となる中で、当校でも、留学生たちが楽しみにしていたイベントを中止や変更せざるを得ず、とても残念な思いでいっぱいです。

例年、12月にはケーキやお菓子を食べながらのクラス会を開催していましたが、今年は飲食を伴うイベントは自粛。その代わりに、「心ばかりの贈り物を……」と、学生にリンゴ2個とミカン1袋をプレゼント!学生たちは大喜び!!

中国では、クリスマス・イブにリンゴを食べたり、プレゼントをしたりする習慣があるのをご存知ですか?クリスマス・イブの夜【平安夜:ping an ye/ピン アン ィヤ】に「平安(平穏)な一年を送れますように!」と願いながら、平安の果実【平安果:ping an guo/ピン アン グゥァ】を食べることに由来するそうです。これを省略していうと「平果:ping guo/ピン グゥァ」となり、ちょうどりんごの「苹果:ping guo/ピン グゥァ」と同じ発音になるんですね。

風邪にも注意しなければならないこの季節にぴったりの栄養豊富なリンゴとミカン。うれしいXmasプレゼントとなりました。


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東京校)大学院に合格しました!

欧 健(オウ ケン)さん【中国】

Q.大学院へ進学しようと考えたのはなぜですか?

 わたしは、中国の大学で経済や物流管理を学んでいました。大学を卒業したら中国で就職するつもりで、大学4年生のときインターンシップを経験しました。そのとき人事関係の業務をしていたのですが、業務内容への理解を深めていくうちに、企業のトップや偉くなる人々は、皆、修士以上の学位を取得していることに気づきました。そこで、わたしも大学院へ進学し、高度な専門知識を身に付け、より上級の学位を得たいと思うようになりました。

Q.どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

大学院への進学にあたって、海外で修士を取得したいと考えました。中学生の頃から日本のアニメなどをよく見ていたので、日本文化に関心があり、日本への留学を決めました。日本は漢字を使う国ですし、英語より日本語の方が易しい印象があったので……。

Q.実際に日本に来てみて、どう思いましたか?

 中国にいたときは、日本は素晴らしい国だと聞いていて、とてもいいイメージが膨らんでいました。けれど、実際に日本に来てみたら、中国と比べて家がとても狭いし、物価も高いです。現実は、理想と比べて厳しいと感じました。

また、日本はさまざまな手続きが少し面倒くさいと思います。書類をたくさん用意しなければならなかったり、ちょっと煩わしいというか……。中国では家族と暮らしていたので、多くのことを両親がしてくれていたからかもしれません。日本に来てはじめて一人暮らしをしたので、改めて家族に感謝しなければならないと思いました。

Q.大学院進学に向けて、どのように勉強しましたか?

 中国にいたときは、中国人の先生から日本語を習いました。日本に来てからは、この浦和国際学院東京校に毎日通っています。はじめは初級からのスタートでしたが、すぐに中級、上級のクラスに上がり、今は、日本語能力試験(JLPT)のN1対策の授業を含むクラスで学んでいます。

また、日本語学校と並行して、今年の2月から大学院合格まで塾にも通いました。もともとは対面授業だったのですが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、1対1のオンライン形式で勉強しました。学校や塾以外では、毎日自宅で模擬試験の問題を解いたり、授業で習ったことの復習をしたり、少なくとも1日2時間以上は勉強しました。

Q.今後の目標は何ですか?

 まず、7月の日本語能力試験(JLPT)が中止になってしまったので、12月のJLPTでN1に合格することです。その後、英語の勉強にも注力しTOEIC® Listening & Reading Testで目標スコアをクリアしたいです。

大学院では、「中国における少子高齢化の住宅価格における影響―3地域別研究を中心に―」をテーマに研究を進める予定です。そして、経済学の研究を続けながら博士を取得し、将来は経済学者になりたいと考えています。

Q.これから日本へ留学したいと考えている学生にアドバイスをお願いします。

 より高いレベルの大学や大学院への進学を目指すなら、できるだけ母国で日本語を勉強してから日本へ来た方がいいです。特に有名な大学院に進学したければ、母国でN1を取得してくるといいと思います。日本に来て、日本語学校に通っている間に受験できる日本留学試験(EJU)や日本語能力試験(JLPT)の機会はとても少ないので、行きたい大学や大学院の募集要項をよく調べて、出願する時期までに必要な日本語能力などの出願要件を満たせるように努力してください。

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東京校)近所のスーパーで材料を買って、自分で料理をしています。

 学生インタビューの第二弾は、同じ期に入学したベトナム人の男性トリオです。

日本での生活について聞いてみました。

NGO HOANGさん、CAO DUC HOIさん、NGUYEN VAN QUYさん【ベトナム】

(写真 左:QUYさん、中央:HOANGさん、右:HOIさん)

Q.日本で生活をしてみて、どうですか?

(HOI)      はじめはとても不安でいつも緊張していましたが、忙しくてにぎやかな日本の生活に少しずつ慣れてきました。日本には、まだ知らない文化がたくさんあって、とても興味深いと思います。ベトナムと比べるとやはり物価が高くて、生活費がかかります。

(HOANG) 東京は家賃が高いですが、交通は便利だし、遊ぶところもたくさんあるし、日本での生活は楽しいです。

(QUY)     日本はとても時間に厳しく、はじめて日本へ来た頃はとても忙しく感じました。また、日本とベトナムでは、あいさつや感謝・謝罪の仕方が違うので、少しとまどいました。日本は交通やサービスはとても便利ですが、留学生が守らなければならない規則もたくさんあります。

Q.普段の食事はどうしていますか?

(QUY)     近所のスーパーで材料を買って、自分で料理をしています。魚料理と辛い食べ物が好きです。日本食は少し苦手です。

(HOANG) スーパーかコンビニで弁当や総菜を買って食べることが多いです。1日の食費は1000円から1500円くらいです。わたしは日本食が好きです。ベトナムでは生の魚はほとんど食べませんが、日本は「さしみ」がおいしくて、辛いわさびも食べられます。

(HOI)      いつもは自分で作って食べていますが、たまに外食をします。焼肉とカレーライスが好きです。あと、学校のすぐそばにある Olympic というスーパーで、ジュースや軽食をよく買います。

Q.日用品や服などはどこで買いますか?

(HOI)      よく池袋に行きます。先日は、池袋のZARAで洋服を買いました。クールな服が安く買えますよ。

(QUY)     いつも家の近所で買うことが多いです。遠くへは出かけません。東京の街中はとても人が多いので……。

(HOANG) 服や靴などはあまり買いませんが、友達といろいろなところに出かけるのが好きです。先日は東京駅に行きました。駅の建物がとてもすてきでした。

Q.アルバイトは何をしていますか?

(QUY)     新聞配達です。早起きは慣れましたが、冬は寒くて朝起きるのがつらいです。

(HOANG) 羽田空港の近くの宅配便倉庫で、荷物の仕分けをしています。ベトナム人の先輩がいて、仕事を教えてくれます。

(HOI)      牛丼チェーン店で働いています。注文を聞いて牛丼を作ったり、レジで会計をしたり、一人で何でもできるようになりました。忙しい時間はお客さんがたくさん来て大変ですが、日本語が少し上手になってきたような気がします。

Q.これから日本で行ってみたいところはありますか?

(HOANG) きれいな海や山を見に行きたいです。景色がきれいなところで写真をたくさん撮りたいです。

(QUY)     北海道に行ってみたいです。たくさんの雪を見てみたいです。

(HOI)      富士山に登ってみたいです。それから、もっと日本文化を体験したいです。春は桜、秋は紅葉を見に行きたいです。

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東京校)毎日楽しく学校へ通っています。

みなさん、こんにちは。

さて、今回から、東京校で学ぶ留学生たちが日ごろの日本語学習や日本での生活についてどのように感じながら過ごしているのか、直接インタビューをして留学生のリアルな声を紹介していきます。

第一弾となる今回は、元気いっぱいの仲良し二人組に聴きました。

陳 麗嬌(チン レイキョウ)さん【中国】、雷 晞(ライ キ) さん【中国】


(左:チン レイキョウ さん、右:ライ キ さん)

Q.日本に留学しようと思ったきっかけは何ですか?

(陳)日本は環境が良く景色もきれいで、人々の質もとても高いと聞いて、日本に興味を持ちました。そして、日本語を勉強しながら日本での生活を体験し、日本文化を学びたいと思いました。

(雷)日本語の勉強が楽しかったので、日本で新しい環境に挑戦して、もっとおもしろい生活をしてみたいと思いました。実際に日本へ来たら、毎日の慌ただしい生活が想像していた以上におもしろく感じています。

Q.日本に来てびっくりしたことはありますか?

(雷)東京は交通がとても便利です。電車はほとんど時間どおりに来るし、電車やバスでいろいろなところに行けるのですごいと思いました。

(陳)日本人は外見のイメージをとても大切にしていると思いました。日本では、化粧をしないで外出することが失礼になることもあるそうです。中国のおばあさんは外出するときあまり化粧をしませんが、日本人は80歳、90歳のおばあさんでも化粧をしていて驚きました。

Q.二人は仲がいいですね。休みの日は何をしていますか?


(雷)はい。出身地も入学した時期も違いますが、この学校で同じクラスになって仲良くなりました。


(陳)ときどきケンカをすることもありますが、仲良しです。休みの日にはいっしょに買い物をしたり、遊びに行ったりします。


(雷)池袋や渋谷にはよく買い物に行きます。お台場も素敵なところです。先日は、Ario川口という大きなショッピングモールに行きました。

Q.アルバイトはしていますか?

(雷)今はコンビニエンスストアでアルバイトをしています。商品を棚に並べたり、レジを打ったりしています。覚えないといけないことがたくさんあって大変な仕事ですが、日本人のアルバイト仲間と日本語で話すことができて、とても楽しいです。

(陳)今はアルバイトをしていませんが、いつかレストランのホールでアルバイトをしてみたいと思っています。

Q.浦和国際学院東京校はどんな学校だと思いますか?

(雷)いい学校だと思います。先生方は優しいし、授業もわかりやすいです。学生のことをよく考えてくれる学校だと思います。進学についてはいろいろなアドバイスをくれて、何度も面接の練習をしてくれました。

(陳)おもしろくて優しい先生が多いです。授業がとても楽しいです。勉強は楽ではありませんが、毎日楽しく学校へ通っています。

Q.将来の目標は何ですか?

(陳)わたしは進学して会計を学びたいと考えています。その後、日本の会社で会計事務職として働きたいです。お金を貯めて、北海道や沖縄へ旅行に行きたいです。

(雷)今の目標は、進学して国際ビジネスを学び、日本で就職することです。日本で働きながら、もっといろいろな日本文化を体験してみたいです。あと、いつか富士山に登ってみたいですね。

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奨学金をもらうコツは?

文部科学省から奨学金をもらった学生に、給付を受けた感想などを聞いてみました。コロナ禍でアルバイトが減りお金のない学生もいると思いますが、参考になるのでは?

【埼玉校・グエン タン ロイさん/ベトナム】

Q ほかの学生が奨学金をもらうには、どんなことをしたらいいですか。

A 学校に出席し、授業にまじめに参加し、イベントにも積極的に参加することだと思います。留学生として模範になるような学生が奨学金をもらうべきです。

Q 奨学金をもらった感想を教えてください。

A すごく嬉しかったです。そして、こういうサポートを受けながら勉強できるのはありがたいことだと感じています。

【浦和校・ゲイ・フーピンさん/中国】

Q 奨学金をもらうコツを教えてください。

A 学生は勉強が一番大切だと思っています。たくさん勉強して出席率も90%以上を保てば、奨学金をもらうチャンスも増えると思います。みなさん、もっと勉強して遅刻せずに学校に行きましょう。

Q もらった奨学金は何に使いますか。

A 奨学金は全額、銀行で蓄えています。将来の学費に使いたいと思います。遊びや飲食には使いません。

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