東京校)大学院に合格しました!

欧 健(オウ ケン)さん【中国】

Q.大学院へ進学しようと考えたのはなぜですか?

 わたしは、中国の大学で経済や物流管理を学んでいました。大学を卒業したら中国で就職するつもりで、大学4年生のときインターンシップを経験しました。そのとき人事関係の業務をしていたのですが、業務内容への理解を深めていくうちに、企業のトップや偉くなる人々は、皆、修士以上の学位を取得していることに気づきました。そこで、わたしも大学院へ進学し、高度な専門知識を身に付け、より上級の学位を得たいと思うようになりました。

Q.どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

大学院への進学にあたって、海外で修士を取得したいと考えました。中学生の頃から日本のアニメなどをよく見ていたので、日本文化に関心があり、日本への留学を決めました。日本は漢字を使う国ですし、英語より日本語の方が易しい印象があったので……。

Q.実際に日本に来てみて、どう思いましたか?

 中国にいたときは、日本は素晴らしい国だと聞いていて、とてもいいイメージが膨らんでいました。けれど、実際に日本に来てみたら、中国と比べて家がとても狭いし、物価も高いです。現実は、理想と比べて厳しいと感じました。

また、日本はさまざまな手続きが少し面倒くさいと思います。書類をたくさん用意しなければならなかったり、ちょっと煩わしいというか……。中国では家族と暮らしていたので、多くのことを両親がしてくれていたからかもしれません。日本に来てはじめて一人暮らしをしたので、改めて家族に感謝しなければならないと思いました。

Q.大学院進学に向けて、どのように勉強しましたか?

 中国にいたときは、中国人の先生から日本語を習いました。日本に来てからは、この浦和国際学院東京校に毎日通っています。はじめは初級からのスタートでしたが、すぐに中級、上級のクラスに上がり、今は、日本語能力試験(JLPT)のN1対策の授業を含むクラスで学んでいます。

また、日本語学校と並行して、今年の2月から大学院合格まで塾にも通いました。もともとは対面授業だったのですが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、1対1のオンライン形式で勉強しました。学校や塾以外では、毎日自宅で模擬試験の問題を解いたり、授業で習ったことの復習をしたり、少なくとも1日2時間以上は勉強しました。

Q.今後の目標は何ですか?

 まず、7月の日本語能力試験(JLPT)が中止になってしまったので、12月のJLPTでN1に合格することです。その後、英語の勉強にも注力しTOEIC® Listening & Reading Testで目標スコアをクリアしたいです。

大学院では、「中国における少子高齢化の住宅価格における影響―3地域別研究を中心に―」をテーマに研究を進める予定です。そして、経済学の研究を続けながら博士を取得し、将来は経済学者になりたいと考えています。

Q.これから日本へ留学したいと考えている学生にアドバイスをお願いします。

 より高いレベルの大学や大学院への進学を目指すなら、できるだけ母国で日本語を勉強してから日本へ来た方がいいです。特に有名な大学院に進学したければ、母国でN1を取得してくるといいと思います。日本に来て、日本語学校に通っている間に受験できる日本留学試験(EJU)や日本語能力試験(JLPT)の機会はとても少ないので、行きたい大学や大学院の募集要項をよく調べて、出願する時期までに必要な日本語能力などの出願要件を満たせるように努力してください。

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